世界で面積の大きい国ランキングTOP10。日本は何位？

地球上には大小様々な国々が存在しますが、その中でも圧倒的な面積を誇る国々は、独自の自然環境、文化、歴史を持っています。

広大な土地は、繁栄する都市から手付かずの自然まで、多様な風景や生態系を宿しています。そんな国々はどれほどの広さなのでしょうか？

今回は、世界で面積が最も大きい国々をランキング形式で紹介します。
（出典：統計局ホームページ/世界の統計2023）

このランキングを通して、それぞれの国が持つ壮大なスケール感や、その背後に隠された魅力を探る旅に出かけてみましょう。

第10位 アルジェリア 2,381,741km²

アルジェリア、アフリカ大陸の北部に位置するこの国は、驚異的な広さを誇ります。

実は、アフリカで最も広い国土を持つのがアルジェリアなのです。その面積は約2.38百万平方キロメートル。
この数字を具体的に想像するのは難しいかもしれませんが、日本の国土の約6.5倍と考えると、その広さが少し頭に浮かびやすくなるかもしれません。

この壮大な国土の中には、砂漠から海岸線、山脈まで、多様な地形が広がっています。特に、サハラ砂漠はアルジェリアの3分の2を占めるほどの広大な範囲を持っており、美しいオアシスや壮大な砂丘が訪れる人々を魅了します。

また、メディテラネアンの青い海岸線もアルジェリアの魅力の一つ。こんなにも変化に富んだ地形を持つ国は少ないでしょう。

アルジェリアの面積は、その文化や歴史の豊かさを物語っているとも言えます。異なる地域ごとに異なる伝統や習慣が根付いており、国土の広さゆえの多様性が、アルジェリアの魅力の一因となっています。

第9位 カザフスタン 2,724,902km²

カザフスタン、この中央アジアの巨大国は、その規模と多様性においてまさに驚異的です。

世界で9番目に広い国として知られるカザフスタンは、その面積が約2.72百万平方キロメートルにも及びます。この数値を具体的にイメージするなら、日本の国土の約7倍以上の広さを持つことになります。

この広大な国土の中には、草原、砂漠、湖、山脈といったさまざまな風景が広がっています。
特にステップ（大草原）は、国土の大部分を占め、遊牧文化の背景となった土地として多くの歴史や物語を内包しています。

更に、国の南部には天山山脈の壮大な風景が広がり、北部には世界で最も大きな内陸湖、カスピ海に接しています。

カザフスタンの面積の広さは、多様な民族や文化が共存する場としての役割も担っています。

その土地の広さと豊かさは、過去のシルクロードの交差点としての役割や、多くの遊牧民族の交流の場としての歴史を持ちます。

この国土の中には、古代からの物語、伝説、そして文化の宝庫が眠っているのです。

第8位 アルゼンチン 2,780,400km²

アルゼンチン、南米大陸の南部に広がるこの国は、驚きの多様性と広大な面積を持つ国として知られています。

実際、アルゼンチンは南米で2番目に大きな国として、約2.78百万平方キロメートルの面積を誇ります。これは、日本の国土が約8倍以上もある広さに相当します。

アルゼンチンには、熱帯雨林からアンデスの雪山、そして南極に接する冷たい草原まで、驚くほどのバリエーションが存在します。

北部には、湿度の高い熱帯雨林が広がり、中央部には肥沃なパンパ平原が広がる。更に南へと進むと、パタゴニアの荒涼とした風景や、世界の果てとも言える火地島が存在します。

アルゼンチンの面積の多様性は、その国民の文化や食文化にも影響を与えています。

異なる気候や風土が生み出す農産物や食材は、アルゼンチン独特の料理やワインを生み出しています。この広大な国土は、訪れる者たちに無限の冒険と発見の機会を提供しています。

第7位 インド 3,287,263km²

インド、古代からの歴史と豊かな文化を持つこの国は、地理的にも驚くべき多様性を誇ります。

南アジアのサブコンチネントに位置するインドは、約3.29百万平方キロメートルの面積を持ち、世界で7番目に大きな国として位置づけられています。これは、日本の国土の約9倍の広さに相当します。

インドにはヒマラヤ山脈の雄大な景観から、トロピカルなケララの海岸線、そしてタール砂漠の乾燥した風景まで、多種多様な地形や気候が存在します。

インドの地理的多様性は、国の歴史や文化、食文化に深く影響を与えてきました。異なる気候帯や風土によって形成された各地域の特色ある料理や祭りは、インドの魅力の一部として世界中の人々に愛されています。

また、インドの広大な面積は、多様な言語、宗教、民族が共存する場としての役割も果たしています。インドの土地は、古代の文明から現代の都市まで、さまざまな歴史や物語を内包しており、そのすべてがインドという国のアイデンティティを形成しています。

第6位 オーストラリア 7,692,024km²

オーストラリア、この名前を聞くだけで、広大な土地、ユニークな動植物、そして壮大な自然の景観を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

オーストラリアは驚異の7.69百万平方キロメートルの面積を誇り、実際には、地球上で6番目に大きな国として位置しています。この広さは、日本の国土の約20倍以上にも及びます。

オーストラリアの面積の中には、赤い砂漠から熱帯雨林、美しいビーチやサンゴ礁、そして古代からの岩の形成まで、驚くほどの地理的多様性が広がっています。

特に中央部に位置する「エアーズロック」は、太古の昔からの聖地として知られ、多くの旅行者がその美しさと神秘性に引き寄せられています。

また、オーストラリアは大陸としても、そのまま国としても認識されており、その独特の生態系や風土が独自の文化や生活スタイルを生み出しています。

ここには、カンガルーやコアラといった固有の動物が生息し、彼らとともに40,000年以上の歴史を持つアボリジニの文化が息づいています。この広大で多様な土地は、探求する価値がある宝庫といえるでしょう。

第5位 ブラジル 8,515,767km²

ブラジル、この国の名前を聞くと、どうしてもサンバやカーニバル、そして豊かな熱帯雨林を思い浮かべることでしょう。

実は、ブラジルはその面積において、南アメリカ大陸でトップを誇り、なんと全世界でも5番目の広さを持っています。その総面積は約8.51百万平方キロメートル。想像を超えるこの広さは、日本の国土の23倍以上にも及びます。

この壮大な国土は、アマゾン川流域を中心とした世界最大の熱帯雨林や、南部の大草原、さらには海岸線に広がる美しいビーチなど、多彩な地域が絶妙に組み合わさっています。

特にアマゾンは、地球上で最も生物多様性に富む場所として知られ、未知の生物や植物がまだまだ数多く存在すると言われています。

ブラジルという国は、その広大な土地だけでなく、多様な文化や民族が共存する、まさに「多文化のるつぼ」とも言える場所です。

サッカーや音楽、食文化など、ブラジルの魅力を感じるには、その壮大な面積と多様性を理解することが欠かせません。

第4位 中国 9,601,140km²

中国、この古代から続く文明の国は、その広大な土地と多様な風土によって数えきれない魅力を抱えています。

その面積は約960万平方キロメートルと、世界で4番目に広い国として知られています。この圧倒的な広さは、全てのヨーロッパ諸国を合わせた面積に匹敵するほどです。

中国の土地は、北から南、東から西へと非常に多様な地理的特徴を持っています。

西部の広大な高原や砂漠、中央部の肥沃な平野、そして東部の山岳地帯や海岸線と、一国の中でこれほど多彩な景色を楽しめる国は他にないでしょう。

この地域の違いは、文化や料理、言語にも影響を及ぼしており、旅行者は一つの国で多くの異なる体験をすることができます。

中国という国を考える際、その歴史や文化だけでなく、広大な面積が生み出す多様性にも目を向けてみてはいかがでしょうか。

この国の魅力は、その壮大な土地に刻まれた深い歴史と織りなす風土に隠されています。

第3位 アメリカ合衆国 9,833,517km²

アメリカ合衆国、多くの人々が「夢の国」と称えるこの国は、その壮大な広がりで知られています。

面積約980万平方キロメートルを誇るアメリカは、地球上でもトップクラスの広さを持つ国の一つ。その広さは、50の独立した州から成り立っており、各州はそれぞれ独自の文化や歴史、そして美しい風景を有しています。

大都市のビル群から、広大な自然景観、さらには砂漠や山岳、湖沼や海岸線に至るまで、アメリカの地理的多様性は驚異的です。

アラスカの凍てつく大地、フロリダの熱帯のビーチ、カリフォルニアの夕日、ニューヨークの摩天楼…これらはすべて同じ国の中に存在するのです。

この圧倒的な広さと多様性は、アメリカの魅力の一部であり、映画や音楽、文学などのカルチャーにも大きな影響を与えています。

アメリカを訪れる旅行者は、国内の移動だけでも数多くの異なる体験を得ることができるのです。

第2位 カナダ 9,984,670km²

カナダ、極寒の冬とオーロラ、メープルシロップやホッケーといったイメージが浮かぶかもしれませんが、この国の最も魅力的な特徴の一つは、その壮大な広さです。

想像を超える約998万平方キロメートルという面積で、地球上でトップクラスに広い国の一つとして君臨しています。

この広さの中には、変わりゆく風景や環境が詰まっています。

西部のロッキー山脈の荘厳な山々、中央部の広大なプレーリー、東部の風光明媚な海岸線、そして北部の手つかずの極地といった風景が広がっています。

さらに、数多くの湖沼が点在し、特に五大湖はその規模と美しさで世界的に知られています。

カナダの面積の広さは、多様な文化や生活様式を生み出しています。フランス語圏のケベック、先住民の文化が色濃く残る地域、そして都市部と田舎のユニークな文化の融合が、この国の魅力を高めています。

この大国を一言で表現することは難しいほど、カナダは多彩で魅力的な国なのです。

第1位 ロシア 17,098,246km²

ロシアと言えば、想像を超えるその圧倒的な広さがまず頭に浮かぶかもしれません。

実はロシアは、地球上で最も広い国として知られ、その面積はなんと約1700万平方キロメートルに及びます。この数字がどれだけ驚異的かと言うと、二番目に広い国であるカナダの面積の1.7倍にも相当します。

この広大な土地には、多彩な自然が広がっています。

シベリアの深い森、ウラル山脈、カムチャツカ半島の火山群、そして凍てつくような北極の氷の世界。
それぞれの地域が異なる気候や生態系を持っており、多様な動植物が生息しています。

また、11の時間帯が存在するロシアは、太陽が沈むことのない白夜や、夜が明けない極夜の現象も体験できる地として知られています。

ロシアの広大な面積は、文化や言語の多様性も生んでいます。

ヨーロッパ文化の影響を強く受けた西部から、アジア的な特色を持つ東部まで、地域ごとの個性が光る国として、多くの冒険家や旅人たちの心を魅了してきました。

この壮大なロシアの土地を旅することは、まさに世界の果てへの冒険と言えるでしょう。

第61位 日本 377,975km²

日本、島国として知られるこの国は、その独特の地形と気候によって多様な文化や生態系を育んできました。

日本列島は北は北海道から南は沖縄まで、約3,000キロメートルにわたって広がっています。その面積はおよそ37万平方キロメートル。この数値だけでは、日本の魅力の一端も伝わらないかもしれません。

考えてみてください。四季折々の変化が美しい風景を生み出すこの国は、厳しい冬に包まれる北海道から、熱帯の楽園である沖縄まで、地域ごとの異なる魅力が詰まっています。

山岳信仰が根付く日本の山々、それを取り囲む美しい海、そして数多くの川や湖。これらの自然が、日本の祭りや伝統、食文化などを形成してきました。

この小さな島国が持つ深い歴史や文化、そしてその土地が育んできた多様性は、訪れるすべての人々を魅了すること間違いなし。

日本という国の面積の中には、数え切れないほどの発見と驚きが詰まっています。

世界で面積の大きい国ランキングTOP10 一覧

（出典：統計局ホームページ/世界の統計2023）