世界歴代でもっとも強い地震ランキングTOP10

世界歴代でもっと強い地震ランキングTOP10

自然界で最も破壊的な力の一つ、地震
歴史上、数多くの大地震が世界各地に甚大な被害をもたらしてきました。


この記事では、過去最大の強い地震ランキングTOP10を紹介。

これらの地震は、地球のプレートが引き起こす膨大なエネルギーによって発生し、その力の規模は想像を超えるものです。


地震は単に地面が揺れるだけでなく、津波や地滑り、さらには火山の噴火など、二次災害を引き起こすことも。

特に大きな地震は、世界各地で数十万人規模の死者を出すこともあり、被災地の復興には長い年月を要します。

この記事が、地震の脅威とそれに立ち向かうための備えについて考えるきっかけになれば幸い。

第10位 スマトラ島沖地震(2012年) 2012年 M8.6

2012年に発生したスマトラ島沖地震は、マグニチュード8.6を記録。

この地震は、2004年の大規模地震の震源に近い場所で発生し、当初は大規模な津波が懸念されましたが、幸いにも大規模な津波は発生しませんでした。


この地震ではインド洋全域に津波警報が発令され、多くの地域で避難が行われたものの、幸いにも津波による被害はほとんどありませんでした。

それでも、震源に近いスマトラ島の一部地域では、地震による建物の損壊や地滑りが発生。


インドネシアが引き続き地震のリスクにさらされていることを再確認させた、スマトラ島沖地震(2012年)。

津波警報システムの重要性も再認識されました。

第9位 アリューシャン地震 1946年 M8.6

1946年に発生したアリューシャン地震は、マグニチュード8.6を記録。

アラスカから連なるアリューシャン列島の沖合で発生しました。


この地震は、地震そのものよりも巨大津波を引き起こしたことで有名。

津波は高さ約30メートルに達し、特にハワイの住民を襲いました。ヒロ市を中心に被害は甚大。


アメリカ本土の西海岸や日本にも影響を及ぼし、多くの地域で津波警報が発令。

この災害をきっかけに、太平洋津波警報センター(PTWC)が設立され、津波監視システムの整備が進められました。

第8位 アッサム・チベット地震 1950年 M8.6

1950年に発生し、マグニチュード8.6を記録したアッサム・チベット地震

インドと中国の国境に位置するヒマラヤ山脈周辺を襲ったこの地震は、山岳地帯で発生したため多くの土砂崩れや地滑りを引き起こし、周辺の村々が甚大な被害を受けました。


地震によってインド北東部のアッサム地方やチベット地方の多くの家屋が崩壊し、道路や橋が寸断され、孤立した地域が多数発生。

特にアッサム地方では、河川の氾濫や土砂崩れによる二次災害が深刻でした。


アッサム・チベット地震は、ヒマラヤ山脈の地殻活動が引き起こす巨大地震の一例であり、この地域は現在も地震リスクが高いエリアとされています。

第7位 ラット諸島地震 1965年 M8.7

1965年に発生したラット諸島地震は、マグニチュード8.7を記録。

アラスカ・アリューシャン列島のラット諸島周辺を中心に大きな揺れを引き起こしたこの地震は、アリューシャン・アークと呼ばれる海底のプレート境界で発生し、その規模の大きさから津波も発生しました。


幸いにもこの地域は人口が少なく被害は比較的少なかったものの、地震の揺れは遠くまで伝わり、アラスカやアリューシャン列島の他の地域でも揺れが感じられました。

また、津波は太平洋を横断し、日本やハワイでも影響が報告されています。


ラット諸島地震は、地震の多いアリューシャン列島における地殻活動の一環であり、その後もこの地域では地震が頻発しています。

第6位 チリ地震(2010年) 2010年 M8.8

2010年に発生し、マグニチュード8.8を記録したチリ地震は、南アメリカ全域に甚大な被害をもたらしました。

この地震は1960年のチリ地震に次ぐ規模で、強烈な揺れと共に津波が発生。沿岸部の町々が壊滅的な打撃を受けました。

特にコンセプシオンやタルカワノといった都市が大きな被害を受けました。


地震後、津波は太平洋全域に広がり、ハワイや日本でも注意が呼びかけられました。

チリ国内では多くの建物が倒壊し、道路やインフラも破壊された一方で、地震直後から迅速な救援活動が展開。

復興に向けた動きが早かった点で評価されています。

第5位 カムチャツカ地震 1952年 M9.0

1952年に発生したカムチャツカ地震は、ロシアのカムチャツカ半島付近でマグニチュード9.0を記録。


太平洋プレートの沈み込みによって引き起こされた地震により、巨大津波が発生。

この津波は、アリューシャン列島やハワイ、日本などにまで影響を及ぼしました。

特に日本では、津波による被害が大きく、沿岸地域での浸水や建物の損壊が広がりました。


この地震は、津波の恐ろしさを再確認させる出来事となり、その後の津波警報システムの改善に繋がりました。

第4位 東北地方太平洋沖地震 2011年 M9.1

2011年に日本の東北地方で発生した東北地方太平洋沖地震は、マグニチュード9.1を記録した日本史上最大級の地震。

東北地方の沿岸部を中心に甚大な被害をもたらしたのが、この地震による巨大な津波。

津波の高さは最大40メートルに達し、福島第一原子力発電所事故を引き起こすなど、多くの二次災害が発生しました。


死者・行方不明者は2万人を超え、多くの町が壊滅状態となりました。

復興には長い時間を要しているものの、日本国内外からのたくさんの支援が重要な役割を果たしています。

また、防災意識や原子力エネルギーの安全性に関する議論が巻き起こるきっかけとなりました。


東日本大震災とも呼ばれるこの地震は、日本国内外に大きな衝撃を与え、防災・減災の重要性を改めて認識させるきっかけとなった出来事です。

第3位 スマトラ島沖地震(2004年) 2004年 M9.1

2004年にインドネシアのスマトラ島沖で発生した地震は、マグニチュード9.1を記録し、巨大津波を引き起こしました。

この津波はインド洋沿岸の複数の国々に甚大な被害をもたらし、特にインドネシア、タイ、スリランカなどでの死者が多数。

被害の総死者数は23万人以上に上るとされています。


地震による津波は、遠くアフリカ東海岸まで到達し、世界中で津波の恐ろしさを再認識させる出来事となりました。

この災害を機に、国際的な津波警報システムの整備が加速。

スマトラ島沖地震は、自然災害の脅威を改めて知らしめ、多くの国が防災への取り組みを強化するきっかけとなった地震です。

第2位 アラスカ地震 1964年 M9.2

1964年にアメリカのアラスカで発生したアラスカ地震は、マグニチュード9.2を記録し、北米で最大規模の地震とされています。

グッドフライデー地震とも呼ばれ、地震発生後、沿岸地域では大規模な津波が発生し、アラスカから遠く離れたハワイや日本にも被害が及びました。


この地震では特にアンカレッジが壊滅的な打撃を受け、多くの建物が倒壊、地面の隆起や沈下も発生。

地震に伴う地滑りや土砂崩れが都市部に大きな影響を与え、多くの住民が避難を余儀なくされました。


地殻変動の規模が極めて大きかったアラスカ地震。

地震によるプレート運動のメカニズムを解明する上でも重要な役割を果たしました。

第1位 チリ地震(1960年) 1960年 M9.5

1960年に発生したチリ地震は、マグニチュード9.5という記録のある限りで地震史上最大の規模を記録しました。

震源はチリのバルディビア付近で、地震による津波は太平洋全域に影響を及ぼし、ハワイや日本、フィリピンなどでも被害が発生。

この津波の高さは、最大25メートルに達したと言われています。


この地震は、建物の倒壊や火災、洪水などの二次災害を引き起こし、チリ国内だけで死者は数千人。

また、火山の噴火も引き起こされ、自然災害の連鎖が多くの被害をもたらしました。


1960年のチリ地震は、地震学においても重要な転機となり、津波の研究が進むきっかけとなりました。

地震の規模と広範な影響が、自然災害の恐怖を世界に再認識させた一例です。

過去最大の強い地震ランキングTOP10

順位 名称 発生年 マグニチュード
第1位(金メダル)第1位 チリ地震(1960年) 1960 M9.5
第2位(銀メダル)第2位 アラスカ地震 1964 M9.2
第3位(銅メダル)第3位 スマトラ島沖地震(2004年) 2004 M9.1
第4位 東北地方太平洋沖地震 2011 M9.1
第5位 カムチャツカ地震 1952 M9.0
第6位 チリ地震(2010年) 2010 M8.8
第7位 ラット諸島地震 1965 M8.7
第8位 アッサム・チベット地震 1950 M8.6
第9位 アリューシャン地震 1946 M8.6
第10位 スマトラ島沖地震(2012年) 2012 M8.6

※20世紀以降

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