人々が集まる大都市や国々の魅力についての話はよく耳にしますが、一方で、小さな国々が持つ独自の魅力や文化も非常に興味深いものです。
世界中には、都市ひとつ分の人口しか持たない、小さな国々が存在します。
そんな国々は、どのような生活が繰り広げられ、どんな歴史や文化が育まれてきたのでしょうか。
この記事では、世界で人口の少ない国々をランキング形式でご紹介します。
さあ、大国にはない魅力溢れる小国の世界へ足を踏み入れてみましょう。
第10位 セントクリストファー・ネイビス 48,000人
セントクリストファー・ネイビス、この響きだけでカリブの風と暖かさが感じられるのではないでしょうか。
この島国は、約5万人の住民が暮らす美しいカリブ海の宝石とも言える場所です。
緑豊かな山々と透明度の高い海、それに伴うリラックスしたライフスタイルが、訪れる人々を魅了します。
しかし、その魅力的な自然環境とは裏腹に、国全体の人口は比較的少なく、まさにプライベートな楽園とも言えるでしょう。
この限られた人口が生み出す独自の文化やコミュニティは、セントクリストファー・ネイビスの魅力の一部と言えるでしょう。
第9位 リヒテンシュタイン 39,000人
リヒテンシュタイン、この名前を聞くと多くの人々が、その小ささと豊かさで知られる欧州の小国を思い浮かべるでしょう。
おおよそ3万9千人ほどの人口を抱えるこの国は、アルプスの麓に位置しています。
その小さな土地には、国際的なビジネスと伝統的な風景が調和して共存しており、国全体が一つのコミュニティのような雰囲気を持っています。
リヒテンシュタインは、その独自の文化や歴史、そして人々の生活が織り成すユニークな国であり、訪れる者すべてに感動と発見を提供してくれます。
小さな国だからこその密接な絆とコミュニティの力を、ぜひ一度体感してみてください。
第8位 モナコ 37,000人
モナコ、この小さな公国は地中海沿岸に位置し、一見するとただのリゾート地と思いきや、多くの驚きを秘めています。
約3万8千人の人口を誇るモナコは、その面積のわりに人口密度が非常に高い場所として知られています。
狭い土地の上に立ち並ぶ豪華なマンションやホテル、そして高級車が走る街並みは、世界のセレブたちが集まる場所としても有名です。
しかし、その背後には独自の文化や歴史が息づいています。
モナコ人たちは、小さな領土の中で緊密なコミュニティを築き上げ、公国としてのアイデンティティを大切にしています。
豪華さだけでなく、モナコの真の魅力を知ることで、新しい発見があるかもしれません。
第7位 サンマリノ 34,000人
サンマリノ、ヨーロッパの心臓部に位置する世界最古の共和国。
この小さな国は、その歴史や文化、そして人口の規模にも驚きの要素が詰まっています。
約3万3千人という人口を有するサンマリノは、世界で数少ないマイクロ国家の一つです。
しかしその小さな領域の中には、誇り高いサンマリノ市民が住み、伝統と独自の文化を守り続けています。
そして、この国の小さな規模が生む人間関係の密接さやコミュニティの団結力は、サンマリノが独立を維持し続ける理由の一つかもしれません。
歴史深いこの国を訪れた際には、その人々の暖かさと独特の雰囲気を感じることができるでしょう。
第6位 パラオ 18,000人
パラオ、太平洋の透き通った海に浮かぶ宝石のような国。
多くのダイバーや旅行者がその美しい自然に引き寄せられるこの地は、人口の規模もユニークな特徴として知られています。
約2万1千人という小さな人口ながら、それぞれが持つ文化や伝統、言語がこの国を豊かにしています。
主要な島であるバベルダオブ島を中心に、さまざまなコミュニティが息づいており、その交流や繋がりが密接なことが伺えます。
この人口の少なさが、パラオの自然や伝統を守る力となっているのかもしれません。
独自の文化や歴史を背景に、親しみやすい住民たちとの交流は、旅行者にとっての大きな魅力となっています。
第5位 クック諸島 17,000人
クック諸島、太平洋の真珠とも称されるこの楽園。
その美しいビーチと透明な海だけでなく、人口の規模にも目を向ける価値があります。
総面積236平方キロメートルに約1万7千人の人口が分散しており、この数字からも、各島々のゆったりとした雰囲気や、広大な自然との調和が感じられます。
中でも、ラロトンガ島には多くの住民が集まっており、文化の中心としての役割を果たしています。
彼らの伝統や文化、歴史にも触れることで、クック諸島の真の魅力を感じることができます。
ゆっくりとした時間の流れる中、優れたホスピタリティを持つ住民たちとの交流は、訪れる者に忘れられない思い出となるでしょう。
第4位 ナウル 13,000人
ナウル、太平洋に浮かぶこの微小な島国は、実は驚くべき特徴を持っています。
それは、その面積の小ささに比べての人口の密集度です。
約21平方キロメートルの面積に、約13,000人の住民が暮らしているナウルは、面積に対する人口密度が高いことで知られています。
この数字からも、狭い土地の中でどれだけの人々が生活しているかが伺えます。
しかし、ナウルの住民たちは、その狭さを乗り越えて強い共同体を築いています。
限られた土地と資源を活かしながら、親しみやすさや団結心を大切にしているのです。
この島の魅力は、その暖かな人々とともに、訪れる人々に深い印象を残します。
第3位 ツバル 11,000人
ツバル、太平洋の楽園とも称されるこの島国は、その美しい自然や青い海で知られていますが、ある点で特異な存在としても知られています。
それは、ツバルの人口の驚くほどの少なさです。
世界で最も人口が少ない国の一つとして挙げられるツバルは、約11,000人の住民が生活しています。
一つの小都市の区域程度の人口を、国全体で抱えるこの国は、そこに住む人々の絆や共同体の重要性を強く感じさせます。
ツバルの住民は、限られた資源と狭い土地を共有しながら、団結し、共生しています。
このような背景から、ツバルの人々は文化や伝統を大切にしており、訪れる観光客にとっては、その独自の文化や暖かいホスピタリティを体験する絶好の機会となっています。
第2位 ニウエ 1,888人
ニュージーランドからのみアクセスできる太平洋の小さな島国、ニウエ。
この名前を耳にしたことがある人は少ないかもしれませんが、ニウエはその独特な文化や自然環境で知られています。
しかし、何より驚くべきは、この国の人口の少なさです。
公式の統計によれば、ニウエの人口は約1,900人ほど。これは、都市の一つの小さな地域コミュニティに匹敵する人口であり、国全体としては非常に少ないと言えるでしょう。
この少なさが、ニウエのコミュニティが緊密に結びついている理由の一つとも言えるかもしれません。
このような少ない人口だからこそ、ニウエの人々は伝統や文化を大切にし、次世代に受け継いでいるのです。
また、観光客が訪れる際には、その暖かさと歓迎の気持ちで迎え入れられることでしょう。
ニウエは、少ない人口ながらも、訪れる人々にとって魅力的な目的地となっています。
第1位 バチカン 615人
バチカン市国、これは世界で最も小さな独立国として知られています。
しかし、その小ささとは裏腹に、この国にはキリスト教の中心地としての重大な役割があります。
多くの人々が教皇の住む地として、またローマカトリック教会の中心地として知っていますが、その人口は非常に少ないことを知る人は少ないでしょう。
約600人ほどの人口が住んでいると言われています。
この数字は、世界の都市の一部地区の人口にも満たないほどです。
しかし、その中には教皇をはじめとするカトリック教会の高位の聖職者や、スイス衛兵など、特定の役割を果たす人々が含まれています。
このような小さな人口ながらも、バチカン市国はその影響力や権威、そして歴史的背景から、多くの人々の関心を引きつけています。
この都市国家の中には、数世紀にわたる歴史や宗教的な遺産が詰まっており、その独特な存在感が、世界中の人々を魅了してやまないのです。
世界で人口の少ない国ランキングTOP10の一覧
順位 | 国名 | 人口 |
---|---|---|
第1位 | バチカン | 615 |
第2位 | ニウエ | 1,888 |
第3位 | ツバル | 11,000 |
第4位 | ナウル | 13,000 |
第5位 | クック諸島 | 17,000 |
第6位 | パラオ | 18,000 |
第7位 | サンマリノ | 34,000 |
第8位 | モナコ | 37,000 |
第9位 | リヒテンシュタイン | 39,000 |
第10位 | セントクリストファー・ネービス | 48,000 |
(出典:統計局ホームページ/世界の統計2023)