世界で面積の小さい国ランキングTOP10。日本はランクインしてる?

地球上には巨大な国々だけでなく、小さくともその魅力に事欠かない国々が数多く存在します。

面積が小さいと言えども、それぞれに独特の文化、歴史、美しい風景を持ち合わせています。

小さな国土は、コンパクトながらも密度の濃い経験や発見を約束してくれます。


今回は、世界で面積が最も小さい国々をランキング形式で紹介
(出典:統計局ホームページ/世界の統計2023

このリストを通じて、小さな宝石のような国々の魅力と、そのユニークな特色に迫ってみましょう。

第10位 セントクリストファー・ネイビス 161km²

セントクリストファー・ネイビスの面積

セントクリストファー・ネイビスのカーニバル

セントクリストファー・ネイビスは、カリブ海に位置する美しい島国であり、その面積は非常にコンパクトながらも、圧倒的な魅力を秘めています。

約261平方キロメートルのこの小さな土地には、白い砂浜、澄んだ海水、緑豊かな熱帯雨林が広がっています。

この面積は、東京都心の一部に匹敵するほどの大きさでありながら、自然の美しさとカリブ文化の豊かさが詰まっています。


島の小ささは、旅行者にとっては大きな魅力となるでしょう。
一日の旅で島の多くのスポットを巡ることができ、どこへ行っても心地よい風と暖かな太陽が迎えてくれます。

また、その面積の中には、火山や古代の要塞、歴史的な建造物など、訪問する価値のある場所がたくさん存在しています。


セントクリストファー・ネイビスの面積は小さいながら、それが生む独特の魅力と親密さが、訪れる人々を魅了し続けています。

一度足を踏み入れれば、そのコンパクトな魅力に心奪われること間違いなしです。

第9位 ニウエ 260km²

ニウエは、太平洋南部に位置する小さな島国で、その魅力は面積の小ささに隠されています。

この島の面積は約260平方キロメートルと、東京都心の一部よりも小さく、そのコンパクトさがもたらす魅力は無限です。
ニウエは、透明度の高い美しい海と、太平洋独特の豊かな自然環境に恵まれています。


この小さな土地には、魅力的なダイビングスポットや、巨大な石灰岩の洞窟、そして美しいビーチが点在しています。

また、ニウエは「ロック」とも呼ばれるほど、石灰岩でできたこの島は、地質学的にも非常に興味深い場所となっています。

そのコンパクトな面積の中には、伝統文化や自然の美しさ、そして心温まる地域社会が広がっています。


ニウエを訪れると、その小さな面積が生み出す独特の雰囲気と密接なコミュニティの中で、真のリラクゼーションと冒険を同時に経験することができます。

まさに隠れた楽園と言えるでしょう。

第8位 クック諸島 230km²

クック諸島

クック諸島は、南太平洋の青く澄んだ海に浮かぶ、15の島々から成る楽園です。

全体の面積は約240平方キロメートルと、一見小さな土地のように感じられますが、その中には絶え間ない驚きと発見が詰まっています。


クック諸島は、その名の通り複数の島々から構成されており、各島には独自の魅力があります。

ラロトンガ島は、山々に囲まれた緑豊かな景色と、美しいラグーンが特徴です。

一方、アイツタキ島には、心を奪われるような真っ青なラグーンやサンゴ礁が広がっています。その他の離れ小島たちも、その自然の美しさや文化、歴史に満ちています。


このような多様性を持ちながらも、全体の面積がそれほど広くないため、数日間の滞在で複数の島を巡ることができるのも魅力の一つ。

クック諸島は、そのコンパクトな面積の中に、太平洋の真髄を感じさせる多彩な風景と文化が詰まっているのです。

第7位 マーシャル諸島 181km²

マーシャル諸島

マーシャル諸島、この名前を聞いたことがありますか?

南太平洋の真珠のように点在するこの楽園は、合計で約181平方キロメートルの面積を持ちます。
しかし、その数値だけがこの場所の魅力を物語るわけではありません。


マーシャル諸島は、合計で29の環礁と5つの孤立した島々から成り立っています。

一つ一つの島が独自の風景や文化を持ち、その中には驚くべき美しいビーチや、色鮮やかなサンゴ礁、そして豊富な海洋生物が住む絶景のスポットが数多く存在します。


面積の数字からは想像もつかないほどの壮大な自然の美しさが広がるマーシャル諸島。

しかし、海面上昇の影響を真っ先に受ける場所でもあるため、その自然環境は非常にデリケート。
この美しい楽園を訪れる際は、その環境を守るための配慮も忘れずに。

未来の世代も、マーシャル諸島の魅力を堪能できるように、私たち一人ひとりの行動が大切です。

第6位 リヒテンシュタイン 160km²

リヒテンシュタイン

リヒテンシュタインという名前だけは耳にしたことがあっても、どこにあるどんな国なのかは知らない人も多いかもしれません。

スイスとオーストリアの間に位置するこの小国は、面積がわずか160平方キロメートルと、日本の一部の市町程度の広さしかありません。

しかし、その小さな土地の中には驚くべき魅力が凝縮されています。


まず、アルプス山脈の中腹に広がる美しい風景。
四季折々の風情があり、雪をまとった冬の景色は特に絶景です。

また、リヒテンシュタインはその小さな領土の中に中世からの歴史的な建造物や美術館など、文化的な宝庫を持っています。

国の首都であるファドゥーツには、中世の城がそびえ立ち、国の歴史や文化を感じることができます。


面積の小ささゆえに、一日で国全体を巡ることも可能ですが、その中には見どころが溢れている。

リヒテンシュタインは、サイズに似合わずその魅力が詰まった国と言えるでしょう。

第5位 サンマリノ 61km²

サンマリノ

サンマリノ。ヨーロッパの中心部、イタリア半島の中にひっそりと存在する、世界で最も古い共和国です。

しかし、その歴史的背景や文化的な価値とは裏腹に、サンマリノの国土は非常に狭小。

その面積はわずか61平方キロメートルと、都市一つ分に匹敵するほどの広さしかありません。


しかし、この小さな面積には魅力がぎっしり詰まっています。
サンマリノの丘の上に立つ中世の要塞は、まるで時間を超えて昔の世界へと足を踏み入れたかのよう。

この小国のパノラマは、細やかに時間が刻まれた建物や街並みと、周囲の自然の美しさが絶妙に組み合わさっています。


何よりも驚くのは、サンマリノが小さいながらも、自らの文化や伝統、歴史を誇りにしていること。

世界で最も小さい国の一つであるにも関わらず、独自の通貨や切手、さらには自動車ナンバーまで持っているのです。

サンマリノは、その小さな土地に宿る大きな魅力を持つ、驚きの国と言えるでしょう。

第4位 ツバル 26km²

ツバル

ツバル、この名前を聞いてもピンとこない方も多いかもしれません。

しかし、太平洋の楽園とも称されるツバルは、その美しさと独特な地理的特徴で世界に名を馳せています。

ツバルの国土は、わずか26平方キロメートルと、極めて小さい。これは東京ディズニーランド約5つ分の面積に匹敵します。


その小さな面積にも関わらず、ツバルは合計9つの環礁から成る国で、そのうちの8つに人が住んでいます。

青く澄んだ海に囲まれ、白い砂浜が広がるこの国は、まさに楽園のよう。

しかし、ツバルの魅力はその美しい自然だけではありません。


気候変動による海面上昇の影響を最も受けやすい国の一つとしても知られるツバル。

その存在が危ぶまれる中、国際的な舞台で発言を続け、世界に対策を訴えています。

この天然の宝庫であるツバルが、私たちに大切なメッセージを伝えていることを忘れてはいけません。

第3位 ナウル 21km²

ナウルの面積

ナウル、こちらも一般的にはあまり知名度の高くない国ですが、世界の地理や歴史に興味を持つ方にとっては、非常に興味深い場所です。

日本ではTwitter(X)アカウントが有名なので、もしかしたら聞いたことがあるかもしれません。


面積はわずか21平方キロメートルと、東京都心部の一部とほぼ同等の広さ。

しかし、この小さな島国には驚くべき物語が刻まれています。


ナウルはかつて、鳥の糞から生成されるリン鉱石の採掘で経済的に非常に豊かだったと言われています。

この資源採掘により、一時期、1人当たりの国民所得は世界一を誇っていたとも伝えられます。

しかし、資源が枯渇するとともに経済は急速に衰退。今や気候変動の影響も受けやすい立地となっています。


この微小な土地には、太平洋の真ん中にぽつんと浮かぶ楽園のイメージと、資源採掘という人間活動の影響が織り成す現実が共存しています。

ナウルの歴史は、自然と人間、経済発展と環境問題の間の微妙なバランスを私たちに示してくれます。

第2位 モナコ 2km²

モナコの面積

モナコ、この名前を聞くと多くの人々が思い浮かべるのは、華やかなカジノ、豪華なヨット、そして毎年開催されるF1モナコグランプリではないでしょうか。

しかし、これらの派手なイベントや施設が集まるモナコが持つ面積は、驚くほど狭いのです。


モナコ公国は、わずか2.02平方キロメートル。これは東京の一区分にも満たない広さです。

それにも関わらず、モナコは世界屈指のリゾート地として知られ、多くの富裕層やセレブリティが集まります。

小さな国土にもかかわらず、その独特の文化や伝統、そして高い経済力を持っています。


この狭い土地には、国際的なイベントや文化施設、そして高級ブランドの店舗がひしめき合い、一歩足を踏み入れると、他のどの国とも違う独特の雰囲気を感じることができます。

モナコは、狭い面積という制約の中で、どのようにして独自のブランドを築き上げ、国際的な魅力を持ち続けているのか。

その答えは、モナコの街を歩きながら探るのが最も楽しいかもしれません。

第1位 バチカン市国 0.4km²

バチカン市国の面積

想像してみてください。都市一つが、実は世界最小の独立国家であるという事実。それが、バチカン市国です。

世界の中心とも言えるこの微小な土地は、わずか0.44平方キロメートルと、多くの大都市の公園程度の広さしかありません。

しかし、その面積の小ささとは裏腹に、世界に与える影響は計り知れません。


バチカンはカトリック教会の中心地として、10億人以上のカトリック信者にとっての霊的な拠点です。

サン・ピエトロ大聖堂の壮麗なドームやバチカン宮殿、そしてシスティーナ礼拝堂の天井画など、世界の芸術遺産がこの小さな地に集約されています。


この都市国家の小ささが、逆にそれを訪れる旅行者たちを驚かせます。

道一つを越えるだけで、別の国に足を踏み入れる感覚は、他のどの場所でも経験できないもの。

バチカン市国は、その独特の存在感で、世界中の人々を魅了し続けています。

圏外(大きい順で61位) 日本 377,975km²

日本の面積

日本、島国として知られるこの国は、その独特の地形と気候によって多様な文化や生態系を育んできました。


日本列島は北は北海道から南は沖縄まで、約3,000キロメートルにわたって広がっています。その面積はおよそ37万平方キロメートル。

その順位は約200の国・地域があるうちの61位の大きさで、真ん中よりもかなり上。

あまり日本に広いイメージがない人も多いと思うので、この結果は意外かもしれません。


考えてみてください。四季折々の変化が美しい風景を生み出すこの国は、厳しい冬に包まれる北海道から、熱帯の楽園である沖縄まで、地域ごとの異なる魅力が詰まっています。

山岳信仰が根付く日本の山々、それを取り囲む美しい海、そして数多くの川や湖。これらの自然が、日本の祭りや伝統、食文化などを形成してきました。


この小さな島国が持つ深い歴史や文化、そしてその土地が育んできた多様性は、訪れるすべての人々を魅了すること間違いなし。

日本という国の面積の中には、数え切れないほどの発見と驚きが詰まっています。

世界で面積の小さい国ランキングTOP10 一覧

順位 国名 面積(km²)
第1位 バチカン市国 0.4
第2位 モナコ 2
第3位 ナウル 21
第4位 ツバル 26
第5位 サンマリノ 61
第6位 リヒテンシュタイン 160
第7位 マーシャル諸島 181
第8位 クック諸島 230
第9位 ニウエ 260
第10位 セントクリストファー・ネイビス 261
圏外 日本 377,975

(出典:統計局ホームページ/世界の統計2023

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