【2025年】MLBチーム総年俸ランキング。メッツが首位、ドジャースは2位

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メジャーリーグベースボール(MLB)各球団の総年俸は、年々上昇し驚異的な金額に到達しています。

NPBトップのソフトバンクホークスが78.7億円に対し、MLBトップはなんと約470億円。MLB最下位でやっとホークスと同程度の年俸となっており、MLBの資金力の規模は日本とは別次元です。


この記事では、MLB全30球団の2025年シーズン総年俸をランキング形式で紹介。

各球団がどの程度のお金を使って選手を集めているのか、くわしく見ていきましょう。

目次

第30位:マイアミ・マーリンズ 4,713万ドル(約70億6,950万円)

MLB全体で最も総年俸が低かったのは、マイアミ・マーリンズ

日本では、イチロー選手が一時所属していた球団としても知られています。


約71億円という金額は、MLBの基準では極めて少ない投資額であり、大谷翔平選手1人の年俸(約100億)よりもずっと少ない。

2024年シーズンは62勝100敗と低迷し、地区最下位に沈みました。

若手育成を重視する再建路線を歩んでおり、高額年俸のスター選手は皆無。


フロリダという温暖な気候と新しい球場を武器に、将来的なチーム強化への基盤作りを進めている段階といえるでしょう。

第29位:シカゴ・ホワイトソックス 5,587万1,400ドル(約83億8,071万円)

シカゴ・ホワイトソックスは2024年シーズンに41勝121敗という球団史上最悪の成績を記録し、大幅な戦力の見直しを迫られています。

総年俸も約84億円と下から2番目の水準となりました。


かつてはポール・コネルコやルイス・ロベルトなどといったスター選手を擁していたこともあり、日本人選手では井口資仁選手が在籍していた時代も。

現在は完全な再建モードに突入し、若手選手の育成とドラフト戦略に重点を置いている印象。

数年後の復活を目指す長期計画を実行中で、この低迷期をどう乗り越えるかが球団の今後を左右しそうです。

第28位:オークランド・アスレチックス 5,792万8,571ドル(約86億8,928万円)

2025年シーズンを最後にオークランドを離れ、ラスベガスに移転予定のオークランド・アスレチックス

映画にもなったノンフィクション「マネー・ボール」でも取り上げられたこの球団は、約87億円という限られた予算での編成を余儀なくされています。


2024年シーズンは69勝93敗と苦戦し、プレーオフ進出は叶わず。

近年は資金不足が深刻化しており、有望選手のトレードによる若手獲得と、データ分析を駆使した効率的な補強が生命線となっています。

新天地での再スタートに向けた準備期間といえるでしょう。

第27位:タンパベイ・レイズ 7,261万6,545ドル(約108億9,248万円)

少ない予算ながらも、強豪球団ひしめくア・リーグ東地区で好成績を残しているタンパベイ・レイズ

約109億円という総年俸は下位グループに属しますが、2024年シーズンは80勝82敗とまずまずの成績を残しました。


優れたスカウティングシステム、選手育成力、そしてオープナー戦略などの革新的な戦術で、ヤンキース、レッドソックスなどといった資金力のあるライバルチームと互角以上に渡り合っています。

トロピカーナ・フィールドという独特のホーム球場を最大限に活用し、限られた資源で最大の成果を上げるチーム運営は、他球団の模範といっていいかもしれません。

第26位:ピッツバーグ・パイレーツ 7,700万8,500ドル(約115億5,127万円)

ピッツバーグ・パイレーツは約116億円の総年俸で26位にランクイン。

長年にわたってポストシーズンから遠ざかっており、2024年シーズンも76勝86敗と地区4位に終わりました。


ポール・スキーンズがMLBでも群を抜く成績を残しているものの、その防御率1点台のスキーンズですら10勝10敗にされてしまうのが深刻さを表しています。

スキーンズがいるうちにポストシーズン進出を果たしたいところですが、果たして。。。

第25位:クリーブランド・ガーディアンズ 8,227万7,500ドル(約123億4,162万円)★

クリーブランド・ガーディアンズ(旧インディアンス)は約123億円という比較的少ない投資額ながら、2024年シーズンに92勝69敗でアメリカンリーグ中地区を制し、プレーオフに進出しました。

堅実な投手陣と守備力を武器に、効率的なチーム運営を実現しています。

特に若手投手の育成には定評があり、限られた予算内で競争力を維持する手腕は見事のひとこと。


2023年からのチーム名変更後も安定した強さを保ち続けており、小市場球団の成功モデルとして注目されています。

第24位:ミルウォーキー・ブルワーズ 9,554万1,136ドル(約143億3,117万円)★

約143億円とMLBの中では少なめの総年俸でありながら、2024年シーズンに93勝69敗と好成績を収めナショナルリーグ中地区を制覇したミルウォーキー・ブルワーズ

フレディ・ペラルタやジェイコブ・ミジオロウスキーなど質の高い先発投手を擁し、特に本拠地であるアメリカン・ファミリー・フィールドでの勝率の高さが光ります。


ミルウォーキーは、MLB全32球団の中では都市圏人口では最少で、唯一200万人を下回る。

小市場・低予算ながらも強豪チームとして近年はほとんどの年でプレーオフに進出しており、フロント陣の優れた手腕を物語っています。

第23位:ワシントン・ナショナルズ 1億9万6,200ドル(約150億1,443万円)

ワシントン・ナショナルズは総年俸約150億円で23位。

前身のモントリオール・エクスポズから、2005年にワシントンD.C.に移転して現在に至ります。


2019年にワールドシリーズを制覇した栄光から一転、2024年は71勝91敗と低迷しました。

マックス・シャーザーやアンソニー・レンドーンといったスター選手が次々と退団し、2025年現在は再建期にあります。


CJ・エイブラムスなど若手有望株が育ちつつあるものの、まだまだプレーオフを争うには戦力が乏しい。

ワシントンD.C.という大都市を本拠地にもつ球団として、ふたたび黄金時代を築くことをファンは待ち望んでいます。

第22位:シンシナティ・レッズ 1億256万5,833ドル(約153億8,487万円)

シンシナティ・レッズは約154億円の総年俸で22位にランクイン。

2024年シーズンは77勝85敗と地区4位に終わったものの、エリー・デラクルーズなど若手スターも育ってきており、チームの未来は明るくなってきています。


グレート・アメリカン・ボールパークはやや狭く作られており、打者有利な球場。強力な打線を構築できれば一気に上位進出も可能です。

投手陣の強化が課題ですが、ハンター・グリーンなど若手投手も成長しており、近い将来のプレーオフ進出に期待がかかります。

第21位:コロラド・ロッキーズ 1億1,043万9,285ドル(約165億6,589万円)

第21位はコロラド・ロッキーズで、総年俸は約166億円。

標高が高いクアーズ・フィールドでのホームゲームは打者天国として知られ、打者にとっては恩恵を受けられる反面、投手陣はかなり大変。

2024年シーズンは61勝101敗と大きく負け越し、特に投手陣の苦戦が目立ちました。


ノーラン・アレナドのトレード後、チームの顔となるスター選手が不在の状態が続いており、抜本的な改革が必要な状態を脱しきれていません。

高地という特殊な環境をどう活かしつつ、どう選手を獲得・育成していくか。茨の道が続きそうです。

第20位:カンザスシティ・ロイヤルズ 1億1327万4444ドル(約169億9117万円)★

カンザスシティ・ロイヤルズは約170億円の投資で、2024年シーズンに86勝76敗の好成績を残し久々のプレーオフ進出を果たしました。

走攻守そろったMLBを代表する選手、ボビー・ウィットJr.の台頭もありチームに活気が戻ってきました。


2015年のワールドシリーズ制覇以来の長い低迷期を経て、ようやく上昇気流に乗り始めた感あり。

若手選手の成長と適切な補強により、今後しばらくはポストシーズンを狙える戦力が整ってきています。

第19位:セントルイス・カージナルス 1億2363万1667ドル(約185億4475万円)★

チームの変革期を迎えている、第19位のセントルイス・カージナルス

日本代表としてWBCに出場したラーズ・ヌートバー(たつじ)選手の所属球団でもあります。


ワールドシリーズ優勝11回を誇る名門球団も、ここ数年はやや低迷。

エースのソニー・グレイや名三塁手のノーラン・アレナドがチームを牽引してきたものの、もう35歳・34歳ということもあり成績は下降気味。

若手の成長で次なる黄金時代を築いていきたいところです。

第18位:デトロイト・タイガース 1億3,109万8,393ドル(約196億6,476万円)★

年俸ランキング18位のデトロイト・タイガースの総年俸は約197億円。

2024年シーズンに86勝76敗と健闘し、ワイルドカードでプレーオフに進出しました。


サイ・ヤング賞を受賞したエース、タリック・スクーバルを中心とした若手投手陣の成長が著しい。

主軸にはライリー・グリーンといった選手も育ってきており、常にプレーオフを狙える戦力が整いつつあります。


長い低迷期を経て、ようやく競争力を取り戻しつつあるタイガース。

デトロイトという伝統ある球団が復活の兆しを見せていることは、ファンにとって大きな喜びでしょう。

第17位:ミネソタ・ツインズ 1億3748万6190ドル(約206億2293万円)

ミネソタ・ツインズは約206億円の総年俸で16位にランクイン。

バイロン・バクストンやジョー・ライアンといった優秀な選手を擁し、2024年シーズンは82勝80敗と惜しくもプレーオフを逃したもののあと一歩でした。


ワールドシリーズ優勝3回のアメリカンリーグ中地区の常連強豪チーム・ツインズ。

毎年上位争いに加わる実力を持っており、ミネアポリスという都市の支持も厚い安定した経営基盤を持つ球団です。

第16位:シアトル・マリナーズ 1億3796万4048ドル(約206億9461万円)

第16位は、日本ではイチローが所属した球団として有名なシアトル・マリナーズで年俸約207億円。

ルイス・カスティーヨやジョージ・カービーなどMLB屈指の投手陣を擁し、2024年シーズンは85勝77敗とプレーオフ進出まであと一歩でした。


日本人選手も多く在籍してきた歴史があり、イチローの他にも佐々木主浩、城島健司、長谷川滋利、岩隈久志など数々の名プレイヤーがマリナーズでプレーしてきました。

任天堂とつながりが深いことでも知られています。


イチロー移籍初年度の2001年に記録したシーズン116勝は、アメリカンリーグ史上最多勝利記録でありMLB史上最多勝利タイ記録。一方で、MLB全球団の中で唯一ワールドシリーズ進出がないマリナーズ。

そこを狙えるだけの戦力が整った2025年シーズン、どのような成績を残すのか注目です。

第15位:ボルティモア・オリオールズ 1億5046万9300ドル(約225億7040万円)★

ボルティモア・オリオールズは、総年俸約225億円で第15位。

2024年シーズンに91勝71敗の好成績を残し、2年連続でプレーオフに進出して長い低迷期から完全に脱却しました。

菅野智之投手が2025年より所属しているチームでもあります。


ガンナー・ヘンダーソンやアドリー・ラッチマンといった有望株を有し、ヤンキースなど強豪ひしめくア・リーグ東地区で奮闘しているオリオールズ。

2025年シーズンはどのような成績を残すのか、菅野選手の活躍も含めて気になるところです。

第14位:サンフランシスコ・ジャイアンツ 1億5758万4523ドル(約236億3768万円)

ワールドシリーズ8回の優勝を誇る強豪チーム、サンフランシスコ・ジャイアンツが第14位で年俸約236億円。

日本の読売ジャイアンツの名前の由来ともなったチームです。


サンフランシスコという大都市を本拠地とする名門球団として注目を集めつつも、2024年シーズンは80勝82敗と負け越し。

かつてバスター・ポージーやマディソン・バムガーナーなどの優秀な選手が属し、最強クラスの実力を誇ったのは2010年代前半。

黄金期再来を目指し、再建期にあるチームです。

第13位:アリゾナ・ダイヤモンドバックス 1億7412万3333ドル(約261億1850万円)★

アリゾナ・ダイヤモンドバックスは年俸総額約261億円で第13位。

2024年シーズンは89勝73敗と好成績を残し、2年連続でプレーオフに進出。2023年にはワールドシリーズ進出を果たすなど、安定はしていないものの上位をうかがう力をもつチームです。


コービン・キャロルやガブリエル・モレノ、ヘラルド・ペルドモなど野手陣の若手タレントが活躍しているものの、投手陣にやや不安を抱えるDバックス。

ドジャース、パドレス、ジャイアンツと強豪ひしめくナ・リーグ西地区で、プレーオフ進出を虎視眈々と狙います。

第12位:シカゴ・カブス 1億8362万5000ドル(約275億4375万円)

第12位はシカゴ・カブスで、総年俸は約275億円。

2024年シーズンは83勝79敗と惜しくもプレーオフを逃しましたが、今永昇太や鈴木誠也という日本人スター選手が在籍し、日本でも高い注目を集めています。


『ビリー・ゴート(ヤギ)の呪い』を解いて2016年にワールドシリーズを108年ぶりに制覇した記憶は新しく、MLBで2番目に古い歴史的な球場・リグレー・フィールドでの試合は常に満員の観客で賑わいます。

大都市シカゴを拠点とする人気球団として、また日本人選手の所属する球団として、アメリカだけでなく日本でもよく話題になる人気チームです。

第11位:ボストン・レッドソックス 1億8417万6666ドル(約276億2649万円)

MLB屈指の名門球団、ボストン・レッドソックスは約276億円の総年俸で11位。

2024年シーズンは81勝81敗とちょうど五分の成績。


MLB最古の球場であるフェンウェイ・パークを本拠地とする伝統球団で、日本人では吉田正尚が在籍。2013年のワールドシリーズ制覇時は、上原浩治が胴上げ投手となりました。

ラファエル・デバースやトレバー・ストーリーといったスター選手を擁し、人気・資金力も十分。

2018年のワールドシリーズ制覇以来地区優勝から遠ざかっていますが、大都市ボストンの人気球団として、復活への期待は大きいものがあります。

第10位:ロサンゼルス・エンゼルス 1億9180万8095ドル(約287億7121万円)

大谷翔平が所属していたことで日本での知名度も高い、ロサンゼルス・エンゼルス

年俸ランキングでは10位の約317億円とかなり高い一方で、2015年以降はプレーオフに進出できず低迷が続いています。

大谷翔平、マイク・トラウトと球界最高クラスの選手を抱えながらも、進まない投手陣の整備が最大の課題。


2024年シーズンは63勝99敗と大きく負け越し。大谷が抜けたもののマイク・トラウトやアンソニー・レンドンという超高額年俸選手を抱えたうえでの低迷は深刻。

特にレンドンは高額で獲得して以降まったくといっていいほど活躍しておらず、近年のMLBでもワーストクラスの契約となってしまっています。

第9位:サンディエゴ・パドレス 1億9493万5453ドル(約292億4032万円)★

第9位にランクインしたのは、総年俸約292億円のサンディエゴ・パドレス

ロサンゼルス・ドジャースと同地区のライバルチームであり、ダルビッシュ有や松井裕樹も在籍するチームです。


2024年シーズンは93勝69敗と好成績を残し、プレーオフに進出。

マニー・マチャドやハビアー・ボガーツといった高額年俸選手を複数抱え、積極的な補強で勝ちにいったもののドジャースに惜しくも敗れました。

日本人選手との縁も深い球団として、2025年こそ初の世界一を目指します。

第8位:アトランタ・ブレーブス 2億118万5,000ドル(約301億7775万円)

アトランタ・ブレーブスは約302億円の総年俸で8位にランクイン。

2024年シーズンは89勝73敗でプレーオフに進出し、ナショナルリーグ東地区の強豪としての地位を維持。


ロナルド・アクーニャJr.、オジー・アルビース、マット・オルソンといったスター選手が揃い、投手陣も充実。

2021年のワールドシリーズ制覇の記憶も新しく、毎年優勝候補に名前が挙がる安定した強さを誇ります。

第7位:ヒューストン・アストロズ 2億438万3333ドル(約306億5749万円)

第7位に位置するヒューストン・アストロズは、総年俸約307億円。

ホセ・アルトゥーベやヨルダン・アルバレスといった主力選手を擁し、2017〜2024年までの8年で7回の地区優勝を誇る強豪チームです。

一方、2017年のサイン盗み問題では厳しい批判にさらされました。


2025年シーズン途中にはトレード期限でカルロス・コレアを再獲得したものの、ギリギリでプレーオフを久々に逃す結果に。

安定した戦力をもつプレーオフ常連チームとして、巻き返しを狙います。

第6位:テキサス・レンジャーズ 22億571万ドル(約308億5650万円)

テキサス・レンジャーズは約309億円の総年俸で6位。

2023年にはワイルドカードからワールドシリーズを制覇したものの、2024年シーズンは負け越して地区3位に終わりました。


コーリー・シーガー、マーカス・セミエン、ジェイコブ・デグロムといったスター選手を擁しており、投打のバランスが取れたチーム。

グローブライフ・フィールドという最新鋭で打高投低の球場を本拠地としており、テキサスという大きな市場を背景に今後も上位争いが予想されます。

第5位: トロント・ブルージェイズ 2億3418万8694ドル(約351億2830万円)★

積極的な補強を続け、年俸351億円で第5位に位置するトロント・ブルージェイズ

MLB唯一の、カナダを本拠地とするチームです。


若きスーパースター、ウラディミール・ゲレーロJr.が最高年俸チームを牽引し、ボー・ビシェットやケビン・ゴースマンなどの主力選手も充実。

近年はやや低迷していますが、いつプレーオフに進出してもおかしくない充実した戦力を誇ります。

第4位:ニューヨーク・ヤンキース 2億7183万9047ドル(約407億7586万円)★

第4位はMLB屈指の名門球団、ニューヨーク・ヤンキース。総年俸は約408億円。

2024年シーズンは94勝68敗の好成績を残し、アメリカンリーグ東地区を制覇してプレーオフ、ワールドシリーズにまで進出。しかしロサンゼルス・ドジャースに敗れ優勝はなりませんでした。


「大谷と比べてどちらがNo.1プレイヤーか?」とよく論争になる、MLB随一のスラッガー・アーロン・ジャッジを筆頭に、投手でもゲリット・コールやマックス・フリードなど、MLBを代表するスーパースターが多数在籍しています。

ヤンキー・スタジアムはMLBで最も有名な球場の一つであり、ワールドシリーズ制覇は27回とダントツで史上最多。

常に世界一を狙える陣容が整っています。

第3位:フィラデルフィア・フィリーズ 2億7,834万9,284ドル(約417億5,239万円)★

第3位はフィラデルフィア・フィリーズで、の総年俸は約418億円。

2024年シーズンは95勝67敗という素晴らしい成績を残し、ナショナルリーグ東地区2位ながらプレーオフに進出しました。

ブライス・ハーパー、トレイ・ターナー、ザック・ウィーラーといったMLBトップクラスのスター選手が揃い、近年は常にワールドシリーズ争いに加わる強豪チーム。

2022〜2024年と3年連続でプレーオフ進出を果たすなど、黄金期を迎えつつあるフィリーズ。

シチズンズ・バンク・パークでの熱狂的なファンに支えられ、2009年以来の世界一を目指します。

第2位:ロサンゼルス・ドジャース 3億654万3,853ドル(約459億8,158万円)★

第2位は、約460億円の総年俸を支払っているロサンゼルス・ドジャース

日本から大谷翔平、山本由伸が加わった2024年シーズンは、4年ぶりのワールドシリーズ制覇を達成。

2013年から12年のうち11回地区優勝と圧倒的な成績を残しており、2025年シーズンもMLB屈指の巨大戦力を誇ります。


大谷翔平、山本由伸、フレディ・フリーマン、ムーキー・ベッツ、ブレイク・スネルといった超一流選手が名を連ね、オールスターチームと見紛うほどの陣容。2025年には佐々木朗希も入団しました。

”勝利を宿命づけられている”と言ってもいいほどの常勝チーム。


資金力も豊富で毎年のように大型補強を敢行しており、日本中、世界中から注目を集める人気・実力ともにトップクラスの球団です。

第1位:ニューヨーク・メッツ 3億1,287万1,720ドル(約469億3,076万円)★

MLBチーム年俸ランキング、第1位はニューヨーク・メッツで総年俸は約469億円。ドジャースをも上回る驚異的な金額です。

トップとなった原因のひとつは、2024年オフに史上最高額となる15年総額7億6,500万ドル(約1,148億円)でヤンキースから獲得したフアン・ソト。

ソトの年俸だけで約77億円、さらにフランシスコ・リンドーア(約51億円)など高額年俸選手も複数在籍しています。日本人選手としては元ホークスの千賀滉大が所属。


スティーブ・コーエンオーナーの莫大な資産を背景に、「お金に糸目をつけない」補強姿勢を貫いており、1986年以来のワールドシリーズ制覇を目指しているメッツ。

同じニューヨークを拠点とするヤンキースとのライバル関係も熾烈で、両チームの対決は「サブウェイ・シリーズ」と呼ばれ特に盛り上がります。


この約470億円という総年俸は、NPB最高のソフトバンクホークス約70億円と比較しても6倍以上。

MLBのトップ球団の資金力がいかに桁違いであるかがわかります。

【2025年】MLBチーム総年俸ランキング一覧表

順位 チーム名 本拠地 年俸総額(ドル) 円換算
1 メッツ ニューヨーク 3億1287万1720ドル 約469億3076万円
2 ドジャース ロサンゼルス 3億654万3853ドル 約459億8158万円
3 フィリーズ フィラデルフィア 2億7834万9284ドル 約417億5239万円
4 ヤンキース ニューヨーク 2億7183万9047ドル 約407億7586万円
5 ブルージェイズ トロント 2億3418万8694ドル 約351億2830万円
6 レンジャーズ アーリントン 2億571万ドル 約308億5650万円
7 アストロズ ヒューストン 2億438万3333ドル 約306億5749万円
8 ブレーブス アトランタ 2億118万5000ドル 約301億7775万円
9 パドレス サンディエゴ 1億9493万5453ドル 約292億4032万円
10 エンゼルス アナハイム 1億9180万8095ドル 約287億7121万円
11 レッドソックス ボストン 1億8417万6666ドル 約276億2649万円
12 カブス シカゴ 1億8362万5000ドル 約275億4375万円
13 ダイヤモンドバックス フェニックス 1億7412万3333ドル 約261億1850万円
14 ジャイアンツ サンフランシスコ 1億5758万4523ドル 約236億3768万円
15 オリオールズ ボルチモア 1億5046万9300ドル 約225億7040万円
16 マリナーズ シアトル 1億3796万4048ドル 約206億9461万円
17 ツインズ ミネアポリス 1億3748万6190ドル 約206億2293万円
18 タイガース デトロイト 1億3159万3333ドル 約197億3900万円
19 カージナルス セントルイス 1億2363万1667ドル 約185億4475万円
20 ロイヤルズ カンザスシティ 1億1327万4444ドル 約169億9117万円
21 ロッキーズ デンバー 1億1043万9285ドル 約165億6589万円
22 レッズ シンシナティ 1億256万5833ドル 約153億8487万円
23 ナショナルズ ワシントンDC 1億9万6200ドル 約150億1443万円
24 ブルワーズ ミルウォーキー 9554万1136ドル 約143億3117万円
25 ガーディアンズ クリーブランド 8227万7500ドル 約123億4162万円
26 パイレーツ ピッツバーグ 7700万8500ドル 約115億5127万円
27 レイズ タンパ 7261万6545ドル 約108億9248万円
28 アスレチックス ラスベガス(移転予定) 5792万8571ドル 約86億8928万円
29 ホワイトソックス シカゴ 5587万1400ドル 約83億8071万円
30 マーリンズ マイアミ 4713万ドル 約70億6950万円

まとめ

MLBの上位チームはいずれも400億円を超える巨額投資を行っており、その資金力は日本のプロ野球とは比較にならないスケール。

一方、下位チームは100億円以下での編成を強いられており、「ぜいたく税」などの対策にも関わらず経済格差は年々拡大しています。


ただ、レイズやガーディアンズのように限られた予算で結果を出すチームも存在し、資金力だけが勝利を保証するわけではない。

2025年シーズンは、「これらの巨額投資、年俸格差がどのような結果を生み出すのか」といった視点でメジャーリーグを楽しむのもいいかもしれませんね。

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